お布団のような世界であれ

ずっとぬくぬくしていたくなるようなお布団の中。愛猫と愛犬と暮らしている我が家には、そんな温かさがあります。1日でも長くその温もりを守れるよう、気を付けていきたいことを綴っていきます。

【まとめ】歯磨きが大事である3つの理由(わんちゃん・猫ちゃん)

 

「うちの子、口が臭いのよね〜。。」

 

わんちゃん、猫ちゃんと一緒に住んでいる方とのお話で、よく耳にするお悩みの一つです。

 

わんちゃん、猫ちゃんも人間同様、歯周病(歯肉炎、歯周炎)になります。

 

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歯肉炎などの炎症が進行すると、歯周ポケットと呼ばれる病的な隙間ができます。

そこに歯垢が溜まることによって歯周炎となるのです。

 

歯垢歯周病の直接的な原因であり、食べかすではなく、細菌と細菌副産物などによって作られます。

歯垢は6〜8時間、歯石は3〜5日で形成されますが、歯石化してしまうと、全身麻酔のうえ処置をしなければ除去できません。

歯石は、歯垢の沈着をさらに進ませるので、そうなる前のホームデンタルケアが重要なってきます。 

 

 

それでは、わんちゃん、猫ちゃんにおける歯周病では、何が問題なのでしょうか。

3つに整理して、お話していきたいと思います。

 

 

1,身体に悪影響が及ぶ

歯周炎になると、歯の根本に膿が溜まり、歯のぐらつきや脱落、さらに進行すると顎が腐って折れることもあります。

また、重度の歯周炎では、歯周病菌により、心臓、腎臓、肝臓など全身に悪影響が及ぶとされています。

 

2,愛犬・愛猫と飼い主のQOL低下

歯肉に炎症が起こり、赤く腫れ上がった状態は、さぞ痛くてつらいことでしょう。

大好きなごはんも苦痛の時間となってしまっているかもしれません。

口臭がきついため、飼い主さんも愛犬・愛猫との触れ合いを躊躇してしまうこともあるのではないでしょうか。

 

3,全身麻酔の身体的リスク

先にも記載した通り、歯石の除去には全身麻酔が必要になるため、循環器に異常がある可能性のある高齢のわんちゃん、猫ちゃんなどは身体的に大きな負担となります。

また、重症化している場合は、抜歯せざるを得ないこともあります。

 

 

 

昨今、3歳以上のわんちゃんや猫ちゃんの約8割以上が、歯周病にかかっていると言われています。

 

そして、最近は、わんちゃん・猫ちゃんのホームデンタルケアの重要性を意識されている方がとても多いように感じます。

しかし、なかなか歯磨きをさせてくれず、困っている飼い主さんも多いのではないでしょうか。

 

そこで、次回は、ホームデンタルケアの方法について、詳しくお話しさせていただこうと思います。